民泊の始め方:②
前回に続き民泊の体験記について語っていきたいと思います。
インテリアのセットアップ
民泊を成功させるためには、インテリアとAirB&Bなど集客サイトに載せる写真の品質が非常に重要です。ゲストの注目を引くために、プロに依頼して写真撮影やインテリアのセットアップを行うことを考えてみましょう。
清潔感を保つためには、内装の多少のリフォームも必要になるかもしれません。
多くのオーナーはIKEAなどのショップでインテリア用品を購入していますが、コストを抑えたい方はジモティなどのサイトを活用することもおすすめです。
自分でデザインから手配まで行う場合は、IKEAやLOWYAなどのアプリを使ってみましょう。これらのアプリは無料で利用でき、3Dでの確認も行えるので、事前にデザインを練り上げるには非常に強力なツールになります。
写真撮影
インテリアが整ったら、次は写真撮影です。自分でも撮影できる場合は、いくつかのズーム機能があるカメラや、暗い場所や明るい場所で撮影できる複数のレンズを用意しましょう。特にどのズームを利用すると違和感のない範囲で部屋が大きく見えるかが大きいと思います。清潔感と部屋の大きさはとても重要な要素になりますので、他の民泊物件がどのような角度やズームで撮影しているかを参考にすると、効果的な写真を撮るポイントが見えてきます。
代行業者との契約
家主不在型の民泊新法で運営する場合、代行業者との契約が必須です。しかし、サービスの品質を満たす業者を見つけるのは容易ではありません。わたくしの場合は、何社かに問い合わせた結果、最終的には自分で会社を立ち上げて運営することになりました。
民泊制度運営システムでの申請
特区や旅館業で運営する場合は、担当の行政に直接申請しますが、新法の場合は民泊制度運営システムを利用して申請を行います。このシステムを通じて申請すると、担当の市や区へ連絡が入り、そこで審査が行われます。審査には2週間から2か月程度かかることがあるため、事前に確認しておくことが重要です。
消防署の許可
消防署で事前相談を行うと、誘導灯や煙、熱探知機の設置についての指導を受けられます。ただし、訪問ごとに担当者が変わることがあるため、内容が変わることもあります。これらの設備の設置には消防設備士の資格者が必要ですので、注意が必要です。
ごみ収集業者との契約
民泊運営において、事業ごみの収集も重要な課題です。民泊で出るごみは一般ごみではなく事業ごみとして扱われるため、通常の方法で捨てることはできません。民泊に対応してくれるごみ収集業者を見つけるのも大変な作業です。
まとめ
開業までにはさまざまな苦労がありましたが、区役所や消防署、内装業者など多くの方々の支援により、4か月ほどで無事に開業することができました。とくに消防署と代行業者探しで思ったより時間がかかってしまいました。法律が難しいので経験者のサポートがあるともっとスムーズに許可までできたと思います。
次回は、実際の民泊運営について詳しくご紹介したいと思います。